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完成したパンデイロ(ハセタクモデル)

 こんにちは。

今回は、先日から製作していましたパンデイロについて書いて行きます。
少々長いです。

製作しましたパンデイロは、個性的な楽器に仕上がりました。

ハセタクパンデイロ1

依頼主は、以前からPARKAのパンデイロを愛用されているハセタクくんです。
以前、このblogでも紹介しましたマチルダマーチというバンドで主に活動中です。

これまで使われていた彼のパンデイロも、何気にちょっと特殊なパンデイロです。
チタンという金属をジングルに使用
しています。通常は使わない金属ですが、今回製作しましたパンデイロにも使用しています。ある意味、このチタンが彼の一連のモデルの特徴です。

と言う訳で、今回製作しました「ハセタクモデル」について、ちょっと自分なりに解説してみます。

チタン以外に、このパンデイロで特に特徴的な部分はヘッドです。
ドラムヘッド等で有名なREMO社。そこで開発されたスキンディープというパンデイロ用のプラスティックヘッドを使用。これは、本人からの依頼でした。

私自身、楽器店で触った事がある程度でしたので、実際に製作したパンデイロに使用するのは初めてです。見た目は、山羊皮の毛を剃ったようなワイルドな感じです。

早速、使った感想は、低音命の方にはお勧めです。ローピッチにするだけで、かなりおいしい低音が出ます。山羊皮をテープミュートしたような太い低音で、しかもとても鳴らしやすいです。
しかし、私が思う一番の利点は、天候や湿度等に音が左右されないという事だと思います。
プラヘッドですので、温度や湿度変化による伸縮がないため、チューニングが常に安定しています。何気に、それってとても重要な事なんです。

ただ、生音とマイクを使ってアンプやPA等を通した場合とでは、結構音の違いがあるようです。
実際にリハでハセタクくんが使った話では、低音処理が難しいとの事でした。SHURE社のBETA98という低音リッチに集音出来るマイクで試した所、低音が出過ぎるため、EQ処理やチューニングをうまく行う必要があるとの事でした。
マイクとの相性や叩く環境もあると思いますが、良いポイントを見つけていただき、是非ハセタクサウンドを追求していただけたらと思います。

細かいですが、ヘッドを押さえるフープは通常アルミで製作しますが、今回は色々なバランスを考えてブラス製にしてあります。

ハセタクパンデイロ2

裏側もしっかり個性的です。

まず、グリップには、滑り止めの黄色のラバー付き。
その対角側には、木製のプロテクターが付いています。これは、演奏中にパンデイロでシンバルを叩かれるため、フレーム保護用に装着しています。

そして、ジングルです。
実は、チタン以外に、様々な素材を組み合わせて製作しています。
トップにはチタンを使用。加工が結構大変で音のバランスも実は難しい素材です。
中板にはアルミ、そしてボトムには洋白を使いました。音のご希望を伺いトータルの音作りの結果、通常使用しないタイプの洋白をチョイス。穴も空けています。
全体で、カチッとした音の中に抜けの良さを加えています。

何気に、ジングルはもう1セット用意したのですが、本人の好みでそちらはお蔵入りとなりました。ちなみに、柔らかめでシャラシャラ感があり、また違った魅力がありましたが…

重量は約370g。軽量で扱いやすいと思います。

主な部分の説明は以上です。
ちなみに、前にも書きましたが、今回のパンデイロは色々な意味で訳ありでした。
上記のように、かなりユニークなパンデイロのご希望というだけでなく、実は昨年末の製作休止前のオーダーでした。

では、何故この時期の製作なのかと言いますと、本人の希望で、実際に会って直接仕様等を伝えたいという事だったからです。なかなかお互いの予定が合わず、それが実現したのがなんと今月の頭でした。とても気の長い話です(笑)
そのため、フレームだけは予め丸めて作ってありましたが、それ以外はずっとペンディング状態。
同時に、これまで使われていたパンデイロも見せてもらいましたが、とても良い具合に使い込まれていました。製作者からすると、とても嬉しい事です。

ちなみに、これまでたくさんのパンデイロを作って来ましたが、人の名前をモデルにしているのは今のところ彼のパンデイロだけです。それだけ、個人的にはチタンと言う素材は特殊だと考えています。それぐらい、他のパンデイロとは一線を画しています。

と言う事で、今回のパンデイロは(見てわかる部分・わからない部分でも)かなり難しい内容でした。
個人的には、たくさんの新しいチャレンジがあり、それを具現化するまでには、多くの時間とアイディアが必要でした。何気に、散歩が良い閃きを与えてくれました。
それ以外に、目の調子も悪いため、なかなか作業が捗らなかった事もあります。
色々な問題が山積みでしたが、なんとか無事完成する事が出来ました。

新しいハセタクモデル、これからもたくさん使って頂ければと思います。

ハセタクくんは都内での演奏が中心ですが、時々ツアーで各地を訪れているようです。今日も遠征中のようです。
皆さんも是非、彼の演奏を応援してくださいね。

(ハセタクくんのblogでも、このパンデイロについて書かれています。何気にそちらの方が写真も多く、詳しかったりもしますね。笑)

○ハセタクのブログ:http://ameblo.jp/hasetaku430/
○マチルダマーチ オフィシャルサイト:http://matildamarch.com/


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本日のフック。
甘えん坊の顔。
ちなみに、今日2/22は猫に日だそうです。

フック











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にっぽんの匠「ishikenのparka」と題して、パーカッション・マガジンVolume02へ記事が掲載されました

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